プラスチックペール缶の製造工程をご紹介します。
(1) トラックヤード
樹脂原料は1tフレコンでトラックにより輸送されてきます。
原料投入口に樹脂を投入し、指定されたサイロに送ります。
(2) サイロ
原料は計4基のサイロに貯蔵します。
(3) 混合機
サイロより輸送された樹脂は、着色剤と一定の割合で混合し、下部タンクに貯蔵します。
(4) 天板成形機
混合された樹脂は、ヒーターで溶かされて金型内に充填されます。
成形機で出来た製品は、取出機によって取り出され、コンベアで搬送されます。
![](https://maedamfg.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2019/09/17_0038s.jpg)
350t 成形機
(5) 缶体成形機
混合された樹脂は、ヒーターで溶かされて金型内に充填されます。
射出成形機で出来た製品は、取出機によって取り出され、コンベアで搬送されます。
24時間全自動で生産します。
![](https://maedamfg.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2019/09/17_0104s.jpg)
650t 成形機
(6) ライニング
パッキンは2液性のウレタンパッキンで化学反応によって発泡させています。
(7) 天板リークテスター
インサート天板のスパウト部の漏洩検査をします。
(8) キャップ締め
スパウト部のキャップを絞めます。
(9) 天板スタッカー
キャップ締めした天板を積み重ね、パレットに載せ、保管します。
(10) 缶体スタッカー
缶体成形機を出た缶体は、定期品質検査をした後、集約され、10缶ごとに重ねられて2階の倉庫に搬送されます。
(11) 2階倉庫
1階から搬送された缶体を一時保管し、印刷予定に合わせて出庫します。
(12) 缶体印刷機
インクはUVインクを使用し最大4色まで同時に印刷ができます。それぞれの色で使用する版にインクを乗せ、ゴム製のシートに転写させて缶体に印刷します。
(13) ベーリングマシン
缶体に握り(グリップ)をつけます。
(14) 目視検査
缶体内外部の凹み、汚れ、傷などを目視検査で全数チェックします。
こうして千葉工場では業界で唯一のプラスチックペール缶メーカーとして、全自動方式の連続一貫ラインで、24時間稼働で安定供給に努めています。