金属ペール缶の5つの特長

金属(鋼製)ペール缶には以下の5つの優れた特長があります。
(以下、ドラム缶工業会「鋼製ペール 5つの特長と利便性(改訂第2版より引用抜粋)」

  1. 美しい意匠性
  2. 危険物容器として最適:強度と安全性
  3. 再利用にも多彩な用途:リユース
  4. 環境に優しい:リサイクル
  5. 場所を取らない:保管と輸送

1. 美しい意匠性

意匠とは英語で「デザイン」のことです。私たちは日常、鋼製ペール、18リットル缶、4リットル角缶など、種々の金属容器を使用していますが、これらの外面に、多様なデザインの印刷がされていることを目にしていると思います。これらの金属容器の外面には繊細な印刷が可能であり、今では、技術の向上によって、美術印刷のような、細やかで美しい出来栄えの印刷も可能です。また、流行のキャラクターを外面印刷して、キャラクターグッズなどを入れて販売しているユニークな缶もあります。このように鋼製ペールは、外面の「美しい意匠性」に特長を持っています。

▶︎ 容器のカスタマイズ・オリジナルプリント(印刷)

2. 危険物容器として最適

◆強度

鋼製ペールには容器用として開発されたティンフリースチールなどの表面処理鋼板を使用しており、更に強度を増すために様々な加工を施した堅牢な容器です。

※危険物用鋼製ペールは、危険物を海上運送する場合に要求されるUN性能基準や、安全性国内の陸上運搬に適用される消防法の運搬容器の試験基準にも適合しており、危険物容器として最適です。
▶︎ 危険物運搬容器について

◆安全性

鋼製ペールは安全面に関していえば、 天板にPLカール(16点の爪部の切断面を曲げている)を施しているため、怪我をしにくくなっています。 形状面からみても、円筒形のため角が少なく、安全性が高くなっています。持ち運びするとき、つるに握り(グリップ)がついているので運びやすく、怪我もしにくいといえます。

PE20L-D1

PD20L

3. 再利用にも多彩な用途:リユース

使用済の鋼製ペールは、野球やテニスなどのボール入れ、おもちゃ入れ、ゴミ容器などいろいろな再利用の方法があります。 また、クッションを付けて椅子や部屋のインテリアとしても最適です。

4. 環境に優しい:リサイクル

鋼製ペールは回収され、電炉メーカーや高炉メーカーで 再使用されています。

5. 場所を取らない:保管と輸送

鋼製ペールは形状・性能が国際的にほぼ 統一されているため輸送や保管などの 作業が標準化できるという利点があり ます。テーパタイプは胴体がテーパ状になっているため、積み重ねすることができます。このため保管スペースが 少なくてすみ、また輸送効率も優れて います。(この利点により、他の容器に比べると保管、輸送費のコストが大幅に下がります。)

※通常、鋼製ペールはテーパタイプで1,500〜2,000缶を1ロットとして、4t車で輸送します。(天板固着式のクローズタイプ(巻締めタイプ)は積み重ねができないため、800〜1,000缶までしか積載することができません。)小ロットの場合は同一方面への積み合わせを行うなど地球環境に配慮して輸送効率を上げる工夫をしています。